【課外】装蹄師という名の仕事を見学

2024/11/14

木曜日、課外学習で『乗馬倶楽部イグレット』さんへ行って来ました☆

先月に引き続き、3度目の訪問です。
今回は、装蹄師さんがいらっしゃっていて、馬の蹄に蹄鉄するところを間近で見学させていただきました。
装蹄師さんというお仕事、みなさんはご存知でしょうか?

あまり聞き慣れないお仕事かもしれませんが、装蹄師さんとは、馬たちの蹄の管理を専門的に行う技術者です。
しかし、蹄のケアだけではなく、馬の土台である蹄のバランス調整をすることで、骨や関節、筋肉や腱、あるいは靱帯などの運動器に発生する力学的ストレスをコントロールして、馬のパフォーマンスの向上や肢蹄の病気、外傷などの予防あるいは改善に貢献しているそうです。
なぜ、装蹄をするのでしょうか?

装蹄とは、馬の蹄に蹄鉄を装着する作業の事をいいます。
大昔の野生の馬達は草原を走ることで、伸びた蹄を自然にすり減らし、伸び具合を調節していました。
しかし、人間のパートナーとして家畜化されるようになり、伸びる量よりもすり減る量が増えてしまい、蹄の中にある神経や血管を刺激してしまうようになりました。

人間でいう深爪の状態と考えていただければと思います。
そこで、人間は馬のために靴と同じような「蹄鉄」を考え出したそうです。
まず、着けている蹄鉄を外し、伸びた蹄を切って整えます。
なんだか痛そうに見えますが、切られていても馬は全然平気そうにしていました。

切った蹄を触ってみましたが、少し固くしたチーズのような触感でした。

黒い蹄は固めで、白い蹄は柔らかめなんだそうです。
馬たちも一頭一頭、足の形が違うので、その馬に合うように蹄鉄の形をハンマーで叩いて調整してから、蹄の裏に合わせて蹄釘という長い釘を打ちつけていきました。

これも、見ているととても痛そうにみえます!
釘の先の余分な部分は切り落とし、クリンチャーという道具を使用して断端を溝の中に折り曲げて埋め込みます。
この作業によって蹄釘が蹄壁にしっかり引っかかるようになり、蹄に打ちつけた蹄釘が簡単に抜けないようになります。

最後は、仕上げに蹄鑢で蹄釘の断端を滑らかにし終了です。
この一連の作業が、あっという間に行われていきました!
それもそのはず、私たちが見学させていただいた装蹄師さんは、51年もの大ベテランさんでした☆

全国に装蹄師さんは、200人ほどしかいらっしゃらないとの事で、とても貴重な作業を見学する事ができました。
ありがとうございました❣️

ひと通り、馬たちにおやつをあげさせていただいたり、触れたりして、看板犬のおてんとさんと看板猫のチャッピーに癒されて帰って来ました。

毎回この場所に来ると、広々として大きな木もあり、とても綺麗な景色で気持ちが良いです。
N様、いつも本当にありがとうございます☆

お知らせ&ブログ

一覧

メニュー

080-2301-5098
火、木曜 10:00~16:00
  • メールのお問い合わせ
  • カウンセリング予約 欠席連絡

アクセス

〒289-0612
千葉県香取郡東庄町石出1599(旧石出小学校)

PAGE TOP